多くの巻き爪矯正具は金属や樹脂の弾性を利用して、爪が曲がった方向と反対方向に引っ張って矯正するようになっています。
では、固定式という耳慣れない方法で巻き爪を矯正する『巻き爪クリスタルケア』ってどうやって巻き爪を矯正するのでしょうか。
製品を見ると、透明な樹脂でできた筒状の本体にスリットが入っています。
ここに巻き爪の曲がった部分を通して、そのまま固定するんだなというのはわかりますが、曲がった爪がこのスリットに簡単に入らないのではと思われるでしょう。
実は『巻き爪クリスタルケア』は、巻き爪をふやかして軟らかくしてからこのスリットに通すようになっています。この巻き爪をふやかすというのがとても重要なのです。硬い足の爪を切るときに、お風呂あがりだと切りやすいというのはご存知でしょう。巻き爪サロン等でも、施術前にフットバスを使用するところが多いと思います。
そして、『巻き爪クリスタルケア』で、軟らかくして平らに延ばした爪を約5時間ほど固定しておくことで、巻き爪がスリットの中で平らに固まって、巻き爪がキレイなカタチに整えられるというようになっています。イメージとしては骨折をギブスで治すような感じでしょうか。
もっと身近な例を挙げると、朝起きた時に寝ぐせを直すのに髪の毛を濡らしますよね。髪の毛も爪も主成分はケラチンというタンパク質でできています。どちらも濡らすことで、内部の組成が崩れて軟らかくなります。髪の毛の場合、濡らしてそのまま帽子を被って寝ぐせを直した経験をお持ちの方もいるでしょう。
巻き爪の状態を髪の毛の寝ぐせと同じに例えるのはどうかなという方には、少し専門的な観点から説明しますと、爪をふやかすことで、爪のカタチの形成に関与しているケラチンたんぱく質で組成される「ポリペプチド側鎖結合」が化学反応を起こし、「ポリペプチド側鎖結合」の側鎖(=くさり状)が切断されて軟らかくなってしまうからです。『巻き爪クリスタルケア』のスリットの中で、約5時間固定することで、乾燥して水分が抜けるとまた化学反応を起こし、爪が平らな状態のままで「ポリペプチド側鎖結合」の側鎖(=くさり状)が再結合されて、爪内部からカタチが整えられるのです。
このように、爪をふやかすことと固定することがセットになって爪のカタチを直すのが『巻き爪クリスタルケア』です。寝ぐせを濡らして帽子を被って固定するのと似ているのではないでしょうか?
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