巻き爪の治し方。自分で行うセルフケアと巻き爪について知る。

巻き爪の治し方は自分で矯正

巻き爪の悩み、もう我慢の限界?

足の巻き爪に悩んでいる方は10人に1人はいるのではないかといわれています。そして、巻き爪に悩んでいる多くの方のために、医療機関や整骨院、巻き爪治療院、ネイルサロン等から巻き爪治療に関する多くの情報が溢れています。足の健康は生活全体に影響を与えます。当サイトでは巻き爪に悩んでいる方々へ、一歩先を見据え、快適な足を手に入れるために、爪のことや巻き爪の原因、巻き爪の治し方について溢れている多くの情報を整理してまとめてみました。巻き爪の悩みは我慢せずに、健康な生活を取り戻すための第一歩を踏み出しましょう。

爪について

爪はとても大事な器官

爪は手と足の指の皮膚に付いていて、手と足の先端を保護しています。特に足の親指は、知覚神経が発達しており、安定した体重移動で歩行をサポートしています。また、指先の軟らかい部分を背側から支えていて、歩行だけではなく、物をつかむなど大切な機能もサポートしています。足の爪は、足にとってとても大切な器官となっています。

爪は毛髪と同じケラチンというタンパク質が主成分

爪本体は爪甲(そうこう)といい、ケラチンというタンパク質からできています。爪以外では毛髪もケラチンというタンパク質が主成分となっています。決して、歯と同じカルシウムではありません。爪の根元にある爪母で作られ、爪床と密着した状態を保ちながら爪床に沿って伸びていきます。

巻き爪治し方で爪はケラチンというタンパク質

爪の伸びる速さ

爪の伸びる速さは手と足で異なります。手の指では1日に約0.1mm、1ヶ月で約3mmほど伸びます。足の指では1日に約0.05mm、1ヶ月で約1.5mmほど伸びます。爪の伸びる速さは、性別や年齢、爪の大きさ、爪の厚さによって異なってきますが、足の親指であれば概ね、約1年で生え変わることになります。ですので、巻き爪の治療に1年かかったとなると、治ったのか生え変わったのか何とも微妙な感じですね。

基本的に爪は巻くもの

爪の巻き方に個人差はあるものの、基本的に爪は巻く性質があり、爪が巻く力と、歩いたり、走ったり、立ってバランスを取っている時など、足を踏み込んで地面から受ける圧力で爪が巻きすぎないようにバランスを取っていると言われています。

巻き爪の主な原因

歩く量や歩き方

基本的には爪は巻くものであり、歩く量が減ることで、爪が巻く力に対抗する地面からの圧力を受ける量も減るために巻き爪になってしまうようです。高齢になられている方で歩く機会が減った方や寝たきりになられた方に多く見られるようです。また、足や足の指を怪我をしたり、足に合わない靴を履くことで、足の指にバランス良く体重をかけることができなくなってしまうことで巻き爪になってしまうようです。

足に合わない靴

パンプスやヒールなどつま先の部分が細い靴やサイズが小さい靴で足の親指が圧迫されたり、サイズが大きい靴で歩いた時に、足が靴の中で前に滑ってつま先が靴に強く当たって圧迫されるのと同時に足の指が浮いた状態になり、バランス良く踏ん張ることができなくなることが巻き爪の原因ともされています。

深爪

深爪により、爪の両端が奥になってしまうと皮膚に埋もれやすくなります。さらに、爪の角を斜めに切ることで爪の縁部ににトゲ状のものができて皮膚に刺さり、強い痛みが出てきます。その痛みのため、歩く時にしっかりと踏ん張ることができず、巻き爪がどんどん進行していくことになってしまいます。

これらは生活習慣からくるものであり、原因がわかっていても簡単には改善できないのと、巻き爪になってしまうと足の指に力をかけることができなくなり、踏み込む力と爪の巻く力のバランスが取れなくなってしまいます。そのため、巻き爪とはどうしても長い付き合いとなってしまっているのが現状かと思われます。

巻き爪になるメカニズム

爪自体には弾力性があるので、家に帰って靴を脱いだら爪への圧迫から解放されて元に戻るのではないかと思われますが、実際には巻き爪になる方はどんどん巻き爪が進行していきます。

蒸れることも巻き爪になる要因のひとつ

入浴や足湯で爪がふやけて軟らかくなることはよく知られていると思います。実は靴の中で足が蒸れると同様のことが起きているのです。蒸れてふやけることで爪が軟らかくなり、圧迫によって爪が曲がりやすくなっているのです。足を踏ん張る力とのバランスが崩れたり、足の指が圧迫されるだけでも爪は曲がっていきますが、さらに蒸れるということが曲がりに大きく関係しています。

巻き爪になるメカニズム「ポリペプチド側鎖結合」

なぜ、蒸れると爪が軟らかくなるのでしょうか。それは、爪のカタチの形成に関与しているケラチンたんぱく質で組成される「ポリペプチド側鎖結合」が関係しています。足の指が靴や靴下の中で蒸れると、この「側鎖結合」が化学反応を起こし、この「ポリペプチド側鎖結合」の側鎖(=くさり状)が切断されて軟らかくなってしまうからです。この爪が軟らかくなった状態で、靴や靴や靴下、隣接する指などから爪の端が圧迫を受けて爪が変形していくのです。そして、靴の中で蒸れが収まると「側鎖結合」がまた化学反応を起こし、今度は爪が圧迫されて変形したままの状態で「ポリペプチド側鎖結合」の側鎖(=くさり状)が再結合されてしまい、痛い巻き爪が作られるのです。これが、靴を履いている間に何回も繰り返されて巻き爪はどんどん進行していくのです。

巻き爪になっていく時の爪内部の概念図

巻き爪の原因を知って治し方を知る。巻き爪になるメカニズム。その1。

①平常時の爪組成
「ポリペプチド側鎖結合」はきれいな梯子状で、爪の形状は安定しています。

巻き爪の原因を知って治し方を知る。巻き爪になるメカニズム。その2。

②変性した爪組成
靴や靴下で蒸れ、汗水の含浸により「ポリペプチド側鎖結合」の側鎖が切断。梯子状の配列は乱れ、軟らかくなった爪は靴等の圧迫で爪の端が変形します。

巻き爪の原因を知って治し方を知る。巻き爪になるメカニズム。その3。

③ 乾燥し変形した爪組成
蒸れが治ることで爪が乾燥し、切断された「ポリペプチド側鎖結合」が変形したまま再結合。爪の変形は進行し、巻き爪へと成長します。

巻き爪の治し方|巻き爪が痛いときの処置

巻き爪治療や巻き爪矯正については、医療機関や巻き爪治療院、整骨院、ネイルサロン、そして、自分でケアする市販の巻き爪矯正具もネットショップで販売されおり、選択肢が多くなってきています。

巻き爪は、セルフケアでサッと自分で治せるのが一番良いでしょう。しかし、化膿や炎症がある場合は医療機関一択となります。法律により、巻き爪治療院や整骨院、ネイルサロン等では化膿や炎症の治療ができないためです。巻き爪は放置していると重症化して痛みで歩けなくなる場合もあります。痛みが軽いうちに我慢をせず、できるだけ早めに医療機関で診てもらうようにしましょう。

巻き爪矯正は保険適用外の予防的ケア

巻き爪の矯正は医療機関で治してもらっても保険が適用されません。なぜでしょう?実は、巻き爪の矯正は経済産業省からの通達により治療の必要がない予防的ケアとされています。これは、巻き爪の痛みによる歩行の支障を予防することで多くの方が健康を維持できるように、医療機関だけではなく、巻き爪治療院や接骨院、ネイルサロン、高齢者施設でも予防的ケアが受けられるようにすることと、健康保険の財政負担を抑えるという側面があります。ですので、巻き爪矯正は健康保険の適用外となっています。ただし、後で述べる手術療法や出血や化膿などの炎症がある場合の患部の炎症を緩和させる治療については保険適用(※医療機関での確認が必要)となります。

高齢者介護施設におけるフットケアサービスの実施に係る医師法の取り扱いが明確になりました

経済産業省

施設入居者の巻き爪、治療不要部位の予防的ケアは「医業でない」―経産省

Gem Med

医療機関以外での巻き爪矯正についての注意

巻き爪の矯正だけであれば医療行為ではなく予防的ケアとなりますが、巻き爪が皮膚に食い込んで出血や化膿などの炎症がある場合は患部の炎症を緩和させる治療が必要なため、巻き爪治療院や接骨院、やネイルサロンでは診てもらうことができません。また、爪水虫等、爪そのものに異常がある方や糖尿病の方も接骨院やネイルサロンでは診てもらうことができません。医師のいる医療機関で診てもらうようにしましょう。

引用:厚生労働省「医師法第17条、歯科医師法第17条及び保健師助産師看護師法第31条の解釈について(通知)」

Gem Med

巻き爪の治し方は大きく保存療法と手術療法の2つに分けられます

保存療法

手術をしないで、治療や症状改善、緩和を目指す治療方法で、次の2つの方法で悪化を防いだり、少しでも良い状態を目指すようにします。医療機関で診てもらうと手術になってしまうのではないかという不安がある方も多いようですが、医療機関の医師でしか行えない巻き爪の矯正方法もあります。この場合、巻き爪の矯正は医療行為ではなく、予防的ケアということで、健康保険は適用されません。

1. 巻き爪と皮膚の間にクッション代わりとなるものを入れたり、隙間を開けて爪の端が皮膚に食い込まないようにする
2. 巻き爪の形を矯正して皮膚に食い込まないようにする
2-1 ワイヤー(ワイヤー+フック)法
2-2 プレート法
2-3 クリップ法

手術療法

保存療法で巻き爪が治らない場合は手術療法となる場合が多いようです。手術などで直接、痛みの原因となる巻き爪の一部を切り取ってしまう外科的な治療になります。

巻き爪の一部を切り取って皮膚に食い込まないようにする

巻き爪の治し方について、治療、施術、セルフケアの選択

最近では、巻き爪の矯正治療が進んできていることもあり、重症な場合を除いて巻き爪治療ですぐに手術という選択は少なくなってきているようです。早めに医療機関で診てもらうようにしましょう。
また、巻き爪矯正の選択肢も多く、医療機関の治療や整骨院、巻き爪治療院、ネイルサロンの施術でなくても、自分で付け外しが出来る簡単な爪の矯正具も色々発売されています。
軽症の場合は市販の矯正具をうまく活用して、普段から自分で矯正をすることもオススメです。いずれにしても、巻き爪が重症化しないように、軽症の巻き爪の段階でケアを検討してみてはいかがでしょうか。

巻き爪の治し方自分で行う上手な方法

当サイトの情報は一般的な医学知識の情報を元に掲載しているものであり、 閲覧者様の巻き爪の症状等の診断を行うものではありませんので、必ず専門の医師の診断を受けるようにしてください。


タイトルとURLをコピーしました