巻き爪の治し方。自分で行うセルフケアと巻き爪について知っておきたいこと。

巻き爪を治す前の巻き爪になったいる足の指のイラスト

足の巻き爪に悩んでいる方は10人に1人はいるのではないかといわれています。そして、巻き爪に悩んでいる多くの方のために、医療機関や整骨院、巻き爪治療院、ネイルサロン等から巻き爪治療に関する多くの情報が溢れています。ここでは、巻き爪の治し方について溢れている多くの情報を整理してまとめてみました。足の健康は生活全体に影響を与えます。巻き爪の悩みは我慢せずに、健康な生活を取り戻すための第一歩を踏み出しましょう。

巻き爪になったら

巻き爪になってしまったらどうやって治せば良いのか。いろいろな情報が溢れていますが、選択肢としては次の3つとなります。

では、巻き爪の治し方としてどんな方法があるのでしょうか。巻き爪の治し方は大きく分けると保存療法と手術療法の2つになります。

巻き爪の治し方は大きく分けると保存療法と手術療法の2つになります。

巻き爪の治し方は、痛みの原因となる巻き爪の一部を手術で切り取ってしまう手術療法と、手術をしないで、治療や症状改善、緩和を目指す保存療法ということになります。保存療法には応急処置として痛みを和らげる方法から、矯正器具を使用して症状を改善する方法があり、それぞれについて、医療機関や巻き爪治療院、セルフケアで行う多くの方法があります。医療機関で診てもらうと手術になってしまうのではないかという不安がある方も多いようですが、医療機関の医師でしか行えない巻き爪の矯正方法もあります。ここでは、これらの方法を簡単に整理・分類してみました。

保存療法

手術をしないで、治療や症状改善、緩和を目指す治療方法で、巻き爪と皮膚の間にクッション代わりとなるものを入れる方法と巻き爪の形を矯正する2つの方法で悪化を防いだり、少しでも良い状態を目指すようにします。

保存療法① 巻き爪の形は矯正しない

巻き爪と皮膚の間にクッション代わりとなるものを入れたり、隙間を開けて爪の端が皮膚に食い込まないようにして痛みを和らげます。痛みが出た時の応急処置になります。爪の形を矯正するものではありません。代表的な治療方法として次の3つが挙げられます。

保存療法② 巻き爪の形を矯正

巻き爪の形を矯正する保存療法は、医療機関や巻き爪治療院、セルフケアで行う多くの方法があります。巻き爪の症状や、治療期間、治療費用に応じて選択することになりますが、治療院等で施術してもらうと1回あたり数千円~1万円、数回前後通院して何万円かはかかってくるので、できればあまり費用はかけずに、セルフで済ますことができればと思っている方は多いでしょう。クリップタイプで自分でケアするクリップ法と多くの巻き爪治療院等で行われているプレート法、医療機関で行うワイヤー法が主な巻き爪矯正方法となっています。

クリップ法

クリップタイプの巻き爪矯正具で自分でケアします。各メーカーからいろいろなタイプが出ていますが、ほとんどの製品が金属の弾性を利用して巻き爪の形を矯正するものとなっています。また、金属の弾性を利用するのではなく、樹脂製のクリップで巻き爪を平らに固定して矯正するタイプの製品も出てきています。これらの製品は通販等で手軽に購入できるようになっています。

プレート法
ワイヤー(ワイヤー+フック)法

手術療法

保存療法で巻き爪が治らない場合は手術療法となる場合が多いようです。手術などで直接、痛みの原因となる巻き爪の一部を切り取ってしまう外科的な治療になります。

巻き爪の一部を切り取って皮膚に食い込まないようにする

巻き爪治療・巻き爪矯正についての注意事項

化膿や炎症がある場合は医療機関一択

巻き爪は、セルフケアでサッと自分で治せるのが一番良いでしょう。しかし、巻き爪が皮膚に食い込んで出血や化膿などの炎症がある場合は患部の炎症を緩和させる治療が必要なため、医療機関一択となります。法律により、巻き爪治療院や整骨院、ネイルサロン等では化膿や炎症の治療ができないためです。また、爪水虫等、爪そのものに異常がある方や糖尿病の方も接骨院やネイルサロンでは診てもらうことができません。医師のいる医療機関で診てもらうようにしましょう。巻き爪は放置していると重症化して痛みで歩けなくなる場合もあります。痛みが軽いうちに我慢をせず、できるだけ早めに医療機関で診てもらうようにしましょう。

引用:厚生労働省「医師法第17条、歯科医師法第17条及び保健師助産師看護師法第31条の解釈について(通知)」

Gem Med

巻き爪矯正は保険適用外の予防的ケア

巻き爪の矯正は医療機関で治してもらっても保険が適用されません。なぜでしょう?実は、巻き爪の矯正は経済産業省からの通達により治療の必要がない予防的ケアとされています。これは、巻き爪の痛みによる歩行の支障を予防することで多くの方が健康を維持できるように、医療機関だけではなく、巻き爪治療院や接骨院、ネイルサロン、高齢者施設でも予防的ケアが受けられるようにすることと、健康保険の財政負担を抑えるという側面があります。ですので、巻き爪矯正は健康保険の適用外となっています。ただし、手術療法や出血や化膿などの炎症がある場合の患部の炎症を緩和させる治療については保険適用(※医療機関での確認が必要)となります。

高齢者介護施設におけるフットケアサービスの実施に係る医師法の取り扱いが明確になりました

経済産業省

施設入居者の巻き爪、治療不要部位の予防的ケアは「医業でない」―経産省

Gem Med

巻き爪の治し方について、治療、施術、セルフケアの選択

最近では、巻き爪の矯正治療が進んできていることもあり、重症な場合を除いて巻き爪治療ですぐに手術という選択は少なくなってきているようです。早めに医療機関で診てもらうようにしましょう。
また、巻き爪矯正の選択肢も多く、医療機関の治療や整骨院、巻き爪治療院、ネイルサロンの施術でなくても、自分で付け外しが出来る簡単な爪の矯正具も色々発売されています。
軽症の場合は市販の矯正具をうまく活用して、普段から自分で矯正をすることもオススメです。いずれにしても、巻き爪が重症化しないように、軽症の巻き爪の段階でケアを検討してみてはいかがでしょうか。

巻き爪の治し方自分で行う上手な方法

当サイトの情報は一般的な医学知識の情報を元に掲載しているものであり、 閲覧者様の巻き爪の症状等の診断を行うものではありませんので、必ず専門の医師の診断を受けるようにしてください。


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