巻き爪矯正が保険適用外なのはなぜなのか。

巻き爪の矯正は医療機関で治してもらっても保険適用外となっています。
なぜでしょう？実は、巻き爪の矯正は経済産業省からの通達により治療の必要がない予防的ケアとされています。
これは、巻き爪の痛みによる歩行の支障を予防することで多くの方が健康を維持できるように、医療機関だけではなく、巻き爪治療院や接骨院、ネイルサロン、高齢者施設でも予防的ケアが受けられるようにすることと、健康保険の財政負担を抑えるという側面があります。
ですので、巻き爪矯正は医療行為ではなく、保険適用外となっています。ただし、手術療法や出血や化膿などの炎症がある場合の患部の炎症を緩和させる治療については医療行為となり、保険適用（※医療機関での確認が必要）となります。

痛みに悩む巻き爪の矯正が保険適用外というのは残念ですが、重度の巻き爪でなければ、巻き爪の治し方にはいろいろな選択肢があるということでもあります。
自宅で自分で巻き爪を治したい方は、市販の巻き爪セルフケアグッズを試してみるのもいいでしょうし、時間とお金に余裕のある方は、巻き爪治療院や接骨院、ネイルサロン等で施術を受けられるのも良いでしょう。いずれにしても、巻き爪の症状が重度にならないよう、軽度から中度のうちにケアすることが大事です。